秋に多い毒キノコ誤食による毒キノコ食中毒に注意!毒キノコの種類を知ろう!秋に多い毒キノコ誤食による自然毒食中毒!毒キノコの種類を知ろう

毒キノコの種類と有毒成分に注意

毒キノコによる食中毒は、秋に最も多く、毎年多くの方がなられます。毒キノコを含む自然毒による食中毒は、春は有毒成分を含む山菜、秋は毒キノコ、冬はフグによる食中毒と時期によって発生する種類が異なります。肉による自然毒の食中毒は殆どありません。毒キノコによる自然毒食中毒の中で最も多く死亡者もでる年もあります。キノコは古くから食べられてきた食品の1つです。縄文時代の遺跡からキノコの形をした土器が発見しており当時から日本にはキノコ類が自生していた事が推測されます。また、平安時代になると当時の日記からキノコ類を食したり、キノコの名前(キクラゲ、クリタケ、ヒラタケ、マイタケなど)が登場したりしております。当時からキノコ類による食中毒が発生していたことが残された資料などでもわかっております。しかし、キノコも種の保存のため有毒成分をもち食べられない様に防衛しています。その為、古くから毒キノコの見極める方法や毒キノコの有害物質の除去方法など様々な言い伝えがありますが、その多くはウソで、そのことを信じた素人の人が誤って毒キノコを採取し食中毒がおきるケースも少なくなりません。ここでは、毒キノコの種類と症状について一覧形式で紹介しています。また、より詳しい情報は「毒キノコ図鑑」を作りましたのでこちらで確認もしてください。

毒キノコ類による食中毒は秋に多い

日本に自生しているキノコは、約2500種類程度と言われていますが、実際にはもっと多くのキノコが自生していると思われます。非常に強い有害物質をもつ毒キノコなどは明らかになっていますが、非常に微量な有害物質が含まれている毒キノコについては正直わかっておりません。その為、古くから食べられていたキノコで最近になって毒キノコの指定を受けることもあります。椎茸、エノキ、シメジなど一般的に流通している以外のキノコは、どんな成分が含まれているか詳しくわからないので継続的に大量に食べることはおすすめできません。また、毒キノコは水溶性の有毒物質が含まれることが生食は避け水煮をするなどして茹で汁は捨てる様にしましょう。(必ずしも全ての毒キノコが水溶性の有毒物質ではないので注意してください。)

毒キノコのタイプは大きく分け3種類

毒キノコの有毒物質による症状は、胃腸炎型、コレラ型、脳症・神経型の3つに分類することができます。猛毒なキノコは、カキシメジツキヨタケクサウラベニタケの毒キノコ御三家といわれるキノコをはじめ約30種類程度あります。多くの毒キノコ食中毒は、下痢や嘔吐など消化器系の症状のみで病院に行かずに回復することが多いです。しかし、非常に有毒成分が強い毒キノコは、病院で治療しなければ症状が悪化し死亡するケースもあります。保健所の発表による毒キノコ食中毒の患者数は、年間で60件から100件程度ですが、自宅で療養されたかたの分を含めると10倍程度は発生しているかと思われます。代表的な毒キノコの種類と症状を参考になさってください。

胃腸炎を引き起こす毒キノコ

毒キノコによる症状の多くは、下痢や嘔吐など消化器系症状を引き起こすものです。毒キノコの有毒物質の強さや摂取量や体調体質にも異なりますが食べてから30分から2時間程度で症状があらわれます。胃腸炎症状は、数日程度で回復することが多いです。しかし、毒キノコの種類によっては、血便が出たり内臓疾患の機能を低下させる場合もありますので、意識が朦朧としたり出血が確認される場合には躊躇せず病院に行くようにしましょう。代表的な胃腸炎を引き起こす毒キノコには、ツキヨタケ、イッポンシメジ、クサウラベニタケカキシメジなどがあります。

コレラの様な症状を起こす毒キノコ

コレラの様な症状とは、これらに感染すると非常に激しい下痢(コメのとぎ汁のような下痢)のような症状の例えです。コレラの様な症状は、毒キノコを摂取後6時間から12時間程度であらわれます。毒キノコに含まれるアマニタトキシンという成分が激しい下痢や腹痛を引き起こし、激しい下痢による脱水にも注意しなければなりません。特に抵抗力が弱く脱水になりやすい高齢者や乳幼児がなった場合には、脱水にならないように注意が必要です。症状は、数日で回復しますが脱水にならないように必要ならば輸液(点滴)などの処置を行うようにしてください。毒キノコの種類によっては、血便が出たり内臓疾患の機能を低下させる場合もありますので、意識が朦朧としたり出血が確認される場合には躊躇せず病院に行くようにしましょう。代表的な胃腸炎を引き起こす毒キノコには、タマゴテングタケドクツルタケ、コレラタケなどがあります。

脳症・神経型の毒キノコ

脳症・神経型の毒キノコが毒性が強く重症化することがあります。毒キノコの成分によって、物がはっきり見えない(視覚障害)、ろれつがまわらない(酩酊状態)、暴れたり大騒ぎをする(狂騒状態)、寝てしまう(昏睡状態)などの症状があらわれ重症な場合には死亡するケースもあります。脳症・神経型の毒キノコが有名なのがワライタケなどがあります。これは、脳が錯乱状態なのと顔面の神経がコントロールできない状態になり笑っている様に見えるからだと言われています。この様な症状は数日で回復しますが、重症化する場合もありますので注意してください。ドクササコは、ヤケドタケともいわれ、摂食後1日から1週間ぐらいで発病し、手足にはまるで焼け火箸を押し付けられたような赤い腫れが生じ、激痛に襲われます。そのため、肢端紅痛症と呼ばれています。厄介なことに、肢端紅痛症の激痛は1ヶ月以上続くことが多く、患者は長期にわたって症状に悩まされることになります。

毒キノコのシーズンを食べてしまったら

見知らずキノコを食べて下痢や嘔吐さらに意識障害がある場合には、毒キノコ食中毒を疑った方が良いでしょう。「毒キノコを食べてしまった」もしくは「毒キノコを食べた疑いがある」場合は、水を飲み胃の内容物を吐きだすようにしましょう。そして、病院に行き医師に症状を説明してください。この際に食べたキノコが残っていれば持参すると治療の参考になります。医師は、原因となる毒キノコを特定し、症状にあわせて治療をします。多くの場合は、胃洗浄を行い、場合によっては、血液中の有害物質を濾過したり薬を服用する場合もあります。しかし、毒キノコの有害物質を解毒する薬がないこともあります。

毒キノコには猛毒なものもあり素人の判断はやめましょう

毒キノコ食中毒にならないためにも知らないキノコは、とらない、たべない、人にあげないようにしましょう。毒キノコ食中毒の原因は、素人が誤って毒キノコを採取し食べてしまう事です。なので専門的な知識がない方がピクニックついでキノコをとって食べるのはおやめください。また、素人が毒キノコの判断にすることが多い迷信・・・例えば、地味なキノコは食べられる、塩漬けにすると食べられる、ナスと一緒に煮れば食べられるなど全てうそです。この様なことを信じてキノコをとったり食べたりするのはやめましょう。

毒キノコの種類と毒キノコの症状 

毒キノコの写真 毒キノコの有毒成分、症状
イボテングタケ
イボテングタケ
イボテングタケは、夏から秋にかけて針葉樹林や広葉樹林で見る事ができる毒キノコです。イボテングタケのツバは取れやすく、ひだは白色で、茎は白かクリーム色である。傘の上には条線があり、薄い茶色を帯びたイボ状のつぼの破片がついています。なお、イボテングタケの有毒成分のイボテン酸はこのキノコから発見されたものである。 
ウスキテングタケ
ウスキテングタケ
ウスキテングタケは、梅雨時から秋にかけて広葉樹(コナラ・クヌギ・スダジイ・カシ類・シデ類など)林やアカマツヤモミなどの針葉樹がまじった林内で見る事ができる毒キノコです。ウスキテングタケの有毒成分は、イボテン酸、ムシモール、スチゾロビン酸、スチゾロビニン酸、溶血性タンパクなどが含まれています。ウスキテングタケを食べると発汗、意識混濁、嘔吐、下痢等の症状があります。
オオワライタケ
オオワライタケ
オオワライタケは、日本のみならず全世界に広く見られる毒キノコです。オオワライタケのカサは、5cmから15cm、柄の長さ5~15cmです。8~11月、広葉樹、まれに針葉樹に発生します。オオワライタケは食べると幻覚作用があり、神経が異常に刺激され非常に苦しいというが、致命的ではないです。食後5分から10分ほどでめまい、寒気、悪寒、ふるえなどの神経症状が出現し、多量に摂取すると幻覚、幻聴、異常な興奮、狂騒などの症状が出ます。また顔面神経も刺激され、顔が引きつって笑っているように見えるという。欠片を一かじりして吐き出しただけで腕が腫れる事があるという。毒成分は不明。水にさらし、苦味を抜き食べる地域もある。
カエンタケ
カエンタケ
カエンタケは、初夏から秋にかけ、広葉樹(ミズナラ・コナラ)の立ち枯れ木の根際や、なかば地中に埋もれた倒木などで見れる毒キノコです。カエンタケは、古くから中毒・死亡事故が発生していたという。カエンタケの毒成分 は、マイコトキシンとして知られているトリコテセン類(ロリジンE、ベルカリンJ(ムコノマイシンB)、サトラトキシンHおよびそのエステル類の計6種類)が検出されている。これらの成分には皮膚刺激性もあるため、手にとって観察するだけでも皮膚炎を起こす可能性があります。カエンタケの症状は、摂取後10分前後の短時間で症状が現れる。初期には消化器系の症状が強く、腹痛・嘔吐・水様性下痢を呈する。その後、めまい・手足のしびれ・呼吸困難・言語障害・白血球と血小板の減少および造血機能障害・全身の皮膚のびらん・肝不全・腎不全・呼吸器不全といった多彩な症状が現れ、致死率も高い。また回復しても、小脳の萎縮・言語障害・運動障害、あるいは脱毛や皮膚の剥落などの後遺症が残ることがあります。
カキシメジ
カキシメジ
カキシメジは、毒キノコ食中毒の発見件数も多く、毒キノコとして有名です。カキシメジは、秋にクヌギ、シラカシといった広葉樹林やマツなど針葉樹林で見る事ができます。カキシメジの毒成分は水溶性のウスタル酸です。ウスタル酸は2002年になって発見された。なお青酸生産能もあるが微量であるため中毒を起こすには至らない。カキシメジの中毒症状は、喫食後30分 - 3時間後で、Na+/K+-ATPアーゼを阻害して頭痛、腹痛、嘔吐、下痢を引き起こすがカキシメジを食べた量によりにより変動します。医療機関により胃の内容物を吐かせ点滴療法により1 - 3日で回復すします。 
キホウキタケ
キホウキタケ
キホウキタケは、日本、ヨーロッパに分布する。夏から秋にツガ、モミなどの林で見る事ができる毒キノコです。子実体はレモン色、成熟すると硫黄色で根元は白色。肉は白色で傷をつけると赤くなる。毒成分は不明。嘔吐、下痢などを起こすことがあります
クサウラベニタケ
クサウラベニタケ
クサウラベニタケは、地域によってアシボソシメジ(埼玉)、ウススミ(秋田)、サクラッコ(秋田)、ニタリ(大分)、メイジンナカセなどもいいます。クサウラベニタケは、地夏から秋にかけて、アカマツ混生林下や広葉樹林で見る事ができる毒キノコです。クサウラベニタケのカサは3〜10cm、吸水性があり、湿ったとき灰色っぽく、乾くと黄土色っぽくなります。毒キノコのクサウラベニタケに似ている食用のウラベニホテイシメジやカクミノシメジ、シメジモドキ(ハルシメジ)、ホンシメジと間違える事が多く毒キノコ食中毒の事例が多いです。中毒例が多い。クサウラベニタケの毒成分は、溶血性タンパク、コリン、ムスカリン、ムスカリジン(Muscaridine)などである。中毒症状は、摂食後10分から数時間で症状が現れ、神経系および消化器系の食中毒を起こし、死亡例もあります。
クロハツ
クロハツ
クロハツは、夏から秋にかけてブナ科・カバノキ科・ヤナギ科・マツ科などの樹下に発生する毒キノコです。クロハツは生で食べると中毒症状を引き起こし、死亡例も確認されています。クロハツはを加熱調理して食用に供する地方もあるが、毒成分がまだ解明されていないため、食材としての利用には注意です。さらに、猛毒種のニセクロハツに酷似するため採取する際には注意が必要です。  
コレラタケ
コレラタケ
コレラタケは、コレラに似た症状を呈し、致命的な毒性を持つことから、社会に対して毒キノコとしての注意を喚起するため改名されました。コレラタケは、秋のやや遅くに、スギなどの朽木や古いおがくず、ゴミ捨て場で見る事ができる毒キノコです。コレラダケの中毒症状は、その名のように食後概ね10時間(摂食量により、6–24時間)後にまずコレラの様な激しい下痢が起こり、1日ほどで一度回復する。その後4–7日後に肝臓、腎臓などの臓器が破壊され、劇症肝炎や腎不全症状を呈し、最悪の場合死に至ることもあります。この症状は、タマゴテングタケドクツルタケなどの症状と同じであり、これらと同様アマトキシン類によって引き起こされる。毒性分は、加熱によっても失われない。治療方法は対症療法のみで、胃内完全洗浄ののち血液透析します。
シビレタケ属
シビレタケ属
シビレタケは、世界で広く分布している毒キノコです。シビレタケは多くの種で幻覚化合物を含まないにもかかわらず、幻覚作用からよく知られた種であり、マジックマッシュルームとして広く知られている。幻覚作用を起こす物質としてシロシンやシロシビンを含んでいることが多く、ほとんどの種類が法律で麻薬として規制されている。傷つけると青く変色する種が多いが、変色しない種もある。
シャグマアミガサタケ
シャグマアミガサタケ
シャグマアミガサタケは、おもに春季、マツ属、モミ属、トガサワラ属、トウヒ属などの針葉樹下で見る事ができる毒キノコです。シャグマアミガサタケそのままでは毒性が極めて強く、じゅうぶんな煮沸による毒抜き処理を要することや、毒抜き中に揮発した毒成分の不用意な吸入によっても中毒が起きる可能性があることを考えると、安易に賞味すべきキノコではありません。シャグマアミガサタケの有毒成分はヒドラジン類の一種であるギロミトリンおよびその加水分解によって生成するモノメチルヒドラジンです。シャグマアミガサタケ中毒症状は採取したものをそのまま食べれば、食後7-10時間を経て、吐き気・嘔吐・激しい下痢と腹痛、痙攣などを起こす。重症の場合には肝障害とその結果としての黄疸や発熱・めまい・血圧降下などが現れるとともに、脳浮腫とそれに伴う意識障害ないし昏睡、あるいは腸・腹膜・胸膜・腎臓・胃・十二指腸などの出血をきたし、最悪の場合には2-4日で死に至ることがある。
シロタマゴテングタケ
シロタマゴテングタケ
シロタマゴテングタケは、夏から秋に広葉樹林や針葉樹林の地上に発生する毒キノコです。傘の大きさは5~10cmの中型で白い以外はタマゴテングタケとほぼ同じである。シロタマゴタケを誤って食べただけで死に至るほどの猛毒を持っております。同じくテングタケ科テングタケ属に属する猛毒キノコのタマゴテングタケドクツルタケとともに猛毒キノコ御三家と呼ばれている。シロタマゴタケの毒性分は、ファロトキシン類、アマトキシン類、溶血性タンパクであり、中毒症状はタマゴテングタケ様の中毒症状を示す。
スギヒラタケ
スギヒラタケ
スギヒラタケは、スギワカイ、スギワケ、スギカヌカ、スギカノカ、スギモタシ、スギミミ、スギナバ、シラフサ、ミミゴケ、オワケなど地方により呼び方が異なる毒キノコです。2004年までは般的な食用キノコとして知られており和え物や味噌汁の具として重宝されていたが、2004年の秋に腎機能障害を持つ人が摂食して急性脳症を発症する事例が相次ぎ報告され、スギヒラタケが関与している疑いが強くなった。スギヒラタケを食すると下痢や腹痛などの消化器系の中毒症状はなく、摂食後、2日から1ヶ月程度の無症状期間があり、初期症状は意図しない筋肉の収縮や弛緩を繰り返す「振戦」や発音が正しく出来ない「構音障害」、下肢の麻痺を示す。その後、意識の混濁や昏睡などの様々な意識障害を起こし、回復までには1~2ヶ月程度を必要とするが、回復期にはパーキンソン症候群に似た症状を呈することもある。
センボンサイギョウガサ
センボンサイギョウガサ
センボンカイギョウガサは毒キノコであり、シロシビンが多量に含まれている。サンボンサイギョウガサを大量に食すると中枢神経を刺激、幻聴、幻覚症状を発祥し、理性を破壊する。いわゆるマジックマッシュルームであり、麻薬のような効能を持つ。このため日本では法によって所持を制限されており、所持するだけで麻薬を持つのと同様に罰せられる。 
タマゴタケモドキ
タマゴタケモドキ
タマゴタケモドキは、猛毒キノコで日本では死亡事故が数件報告されている。夏から秋に広葉樹林や針葉樹で見る事ができる毒キノコです。世界においてはアジア極東部のみ発見されている。色は鮮やかな黄色である。傘は条線がなく、ひだ、つば、つぼは白い。名前からはタマゴタケに似た印象があるが、形態的にはタマゴテングタケに近く、同様に猛毒である。(症状等は、タマゴテングタケを参照)
タマゴテングタケ
タマゴテングタケ
タマゴテングタケは、夏から秋にかけて主にブナやミズナラ林で見る事ができる毒キノコです。タマゴテングタケの傘はオリーブ色、柄は白色でつばがある。ひだに濃硫酸をたらすと淡紅紫色に変色するという、他のキノコには見られない特徴があります。タマゴテングタケの中毒症状は、タマゴテングタケドクツルタケ同様、2段階に分けて起こる。まず食後24時間程度でコレラの様な激しい嘔吐・下痢・腹痛が起こり、その後、小康状態となり、回復したかに見えるが、その数日後、肝臓と腎臓等内臓の細胞が破壊されて最悪の場合死に至ります。
タマゴテングタケモドキ
タマゴテングタケモドキ
タマゴテングタケモドキは夏から秋にかけて、広葉樹林(あるいは広葉樹と針葉樹との混交林内)の地上で見る事ができる毒キノコです。タマゴテングタケモドキは、ツルタケダマシに似たきのこによるらしい中毒例は報告されている。
タマシロオニタケ
タマシロオニタケ
タマシロオニタケは、夏から秋にかけてブナ、ミズナラ林やアカマツ、コナラ林、シイ、カシ林などの林内地上で見る事ができます。シロオニタケに似るが、根元がカブラ状に膨らむ特徴を持つ。現在のところ分布は日本と北アメリカ東部という離れた2つの地域のみで確認されている。タマシロオニタケの毒成分はアミノ酸の2-アミノ-5-クロロ-6-ヒドロキシ-4-ヘキセン酸 、2-アミノ-4,5-ヘキサジエン酸、アリルグリシン、プロパルギルグリシンと考えられている。アマトキシン類によるものではないが激しい下痢などの典型的なコレラ様症状で、アマトキシン類の中毒の症状と非常に類似する。1978年に長野県ではこのキノコによると思しき2名の死亡例も報告されている。
ツキヨタケ
ツキヨタケ
ツキヨタケは、夏から秋にかけてブナやナラ等の広葉樹の枯れ木に群生する毒キノコです。標高がやや高い場所では多く見られるキノコである。ワタリ、ワシタケ等の地方名がある。ツキヨタケが持つ毒の主要毒成分はセスキテルペンのイルジンS などとされるが研究途上にある。食後約30分から3時間程度で嘔吐や下痢などの食中毒の症状が現れ、見るものが青く見える幻覚症状を伴うことがある。最悪の場合、脱水症状などで死に至ることもある。
テングタケ
テングタケ
テングタケの別名はヒョウタケ(豹茸)、ハエトリタケ(蠅取茸)などえす。テングタケは、針葉樹林のアカマツ林、トウヒ林、広葉樹林のコナラ林、クヌギ林などで夏から秋にふつうに見られる毒キノコです。テングタケは有毒で、食べると下痢や嘔吐、幻覚などの症状を引き起こし、最悪の場合、意識不明に至ることもある。毒の成分はイボテン酸で、うまみ成分でもある。また、この成分は殺蝿作用もあり、同じ成分を含むベニテングタケよりも強い毒をもつ。中毒症状は、食べてから15分から90分以内に発現し、2〜3時間でピーク。腹痛、嘔吐、下痢などの胃腸炎症状。痙攣、精神の一時錯乱などの神経症状。 毒成分 イボテン酸、ムッシモール、ムスカリン治療としては、対症療法で、胃洗浄、活性炭と下剤の投与。このキノコに限らず、一緒に食べた人がいたら無症状でも出来るだけ速やかに胃の内容物を吐かせる。解毒剤 フィゾスチグミン。ムスカリンの拮抗剤であるアトロピンは中毒症状の程度により使用を判定する。後遺症 数日間の頭痛。 
ドクササコ
ドクササコ
ドクササコは、秋に、タケやササ、コナラ林などの地上に群生する毒キノコです。ドクササコによる食中毒は、このキノコを食べた場合、消化器症状は無く、目の異物感や軽い吐き気を経て、数日後に手足の先、鼻、陰茎など、身体の末端部分が赤く火傷を起こしたように腫れ上がり、その部分に焼けた鉄を押し当てられるような激痛が生じる。ヤケドキン(火傷菌)と呼ばれるのはこの特徴による。また、際立った特徴として、摂食から発症までの潜伏期間が5日前後と長いことが上げられる。ドクササコの毒性成分として、ヌクレオシドのクリチジン(Clitidine)、アミノ酸のアクロメリン酸(Acromelic acid)などが抽出されている。クリチジンには血管拡張作用が、アクロメリン酸には脳のグルタミン酸受容体を介した、神経興奮作用があることが判っているが、上述の火傷と同様の症状が現れる理由はまだ明らかになっていない。
ドクツルタケ
ドクツルタケ
ドクツルタケは、日本で見られる中では最も危険な部類の毒キノコであり注意が必要です。ドクツルタケは毒性が極めて強く、毒成分は環状ペプチドで、アマトキシン類(α-アマニチンなど)、ファロトキシン類(ファロイジンなど)、ビロトキシン類、ジヒドロキシグルタミン酸などからなる。ドクツルタケの毒性は1本(約8グラム)で1人の人間の命を奪うほど強い。ドクツルタケを誤植してしまった場合、摂食後6 - 24時間で腹痛、嘔吐、コレラのような激しい下痢が起こり、1日ほどで治まり24 - 72時間後に肝臓や腎臓機能障害の症状として黄疸、肝臓肥大や消化器官からの出血などが現れる。胃洗浄や血液透析などの適切な処置がされない場合は死に至る。死亡率も高い。
ドクベニタケ
ドクベニタケ
ドクベニタケは、夏から秋に様々な森林下に発生する菌根菌。傘は赤からピンク色。雨などによって色が落ち、白くなっていることもある。傘毒キノコの識別法の誤った俗説として、縦に裂ければよい、派手な色のものは有毒などとするものが生じた背景にはドクベニタケの存在が大きかったと言われている。
ドクヤマドリ
ドクヤマドリ
ドクヤマドリは、しっかりした肉質を持つ非常に重い毒きのこで、自重で倒れているものも散見される。ドクヤマドリの毒は、たんぱく質系で胃腸毒、腎毒性を持つとされる。少量食べただけでも5時間ほどで下痢、腹痛、嘔吐、発熱などをおこし、腎臓に障害を起こすこともあると言われる。毒成分には、ボレベニン類が含まれ、マウスに対する致死性が確認されている。 
ニガクリタケ
ニガクリタケ
ニガクリタケの毒性は強く多くの死亡例がある 。ニガクリタケは、ニガコ(東北)、スズメタケ(青森)などの地方名がある毒キノコです。ニガクリタケがもつ毒成分はトリテルペンのファシクロール(ファシキュロール、fasciculol)E、F で、カルモジュリン阻害作用を持つ。ニガクリダケを誤食すると食後3時間程度で症状が現れる。消化器系の症状が中心で強い腹痛、激しい嘔吐、下痢、悪寒など。重症の場合は、脱水症状、アシドーシス、痙攣、ショック、手足の麻痺などを経て神経麻痺、肝障害などを引き起こし、最悪の場合死に至る。 
ニセクロハツ
ニセクロハツ
ニセクロハツは、主に夏、シイ・カシ林などの地上に発生する毒キノコです。猛毒で、クロハツと誤って食べて死亡した例もあります。ニセクロハツが持つシクロプロペンカルボン酸は猛毒と言われ致死量は2~3本とも言われる。 潜伏期は、数分~24時間。嘔吐、下痢など消化器系症状の後、縮瞳、呼吸困難、言語障害、筋肉の痛み、多臓器不全、血尿を呈し重篤な場合は心停止となる。
ネズミシメジ
ネズミシメジ
ネズミシメジは、秋にモミ、アカマツ、ツガなどの針葉樹林に発生する。ブナ林に発生する毒キノコです。誤食してしまうと苦み、辛みがあるとされる。嘔吐、下痢、脱水症状など胃腸系の中毒を起こす。
ヒカゲシビレタケ
ヒカゲシビレタケ
ヒカゲシビレタケは、催幻覚性成分のシロシビンを含むため、マジックマッシュルームの一種としても知られており、麻薬及び向精神薬取締法で麻薬原料植物及び麻薬として規制されている。ヒカゲシビレタケを摂取して30分~1時間ほど後に酔ったような興奮状態となって、吐き気を伴う不快感、めまい、幻聴、幻覚、麻痺、手足のしびれといった症状が出る。中毒状態は通常4~6時間程度持続するが、めまい等の症状がしばらく残る場合もある。シロシビンの毒性に痙攣や昏睡を引き起こすといった危険性はなく、死亡するようなことはまずない。むしろ危険視されるのは、精神錯乱による無謀行動や自傷行為にあると言える。脳の中枢神経における伝達物質の一つであるセロトニンとシロシビンは分子構造が似ているため、セロトニン受容体に作用して以上のような症状を引き起こすと考えられている。
ヒトヨタケ
ヒトヨタケ
ヒトヨタケは、春から秋に広葉樹の枯れ木や埋もれ木に発生する毒キノコです。液化する前の幼菌は食用になり美味であるが、酒類を飲む前後に食べると中毒症状を呈する。含有成分コプリンの代謝生成物1-アミノシクロプロパノールが体内のエタノールの代謝酵素の作用を阻害するため、エタノールの酸化はアセトアルデヒドになった段階で、次の酢酸への代謝が阻害されてしまう。この結果、アセトアルデヒドが血中に蓄積するために、著しい悪酔い症状様の中毒症状を起こすこととなる。コプリンの作用が体内から消えるまで、食後一週間程度は飲酒を控えたほうが良い。コプリンと同様のエタノール代謝阻害作用による中毒を起こす美味なキノコとしては、他にホテイシメジ(成分はオクタデセン酸などの共役エノン、ジエノン類)が知られている。中毒症状は通常は4時間以内に、自然に回復する。さっとゆでて、ねぎぬたや三杯酢、山椒や柚の香りの吸い物にしたりするなどの調理が適する。
ヒメアジロガサ
ヒメアジロガサ
ヒメアジロガサは、猛毒アマトキシン類を含む毒キノコです。夏から秋にかけて針葉樹などの枯れ木に発生する。このキノコはアマトキシンを含んでいるため、食べると中毒する。しかし、見た目が茶色く温和なうえ、エノキタケ、ナラタケ、センボンイチメガサとよく似ているため誤食されることが多い。
ベニテングタケ
ベニテングタケ
ベニテングタケは、主に高原のシラカバやマツ林に生育し、針葉樹と広葉樹の双方に外菌根を形成する毒キノコです。ベニテングタケの主な毒成分はイボテン酸、ムッシモール、ムスカリンなどで、食べると下痢や嘔吐、幻覚などの症状をおこす。毒成分であるイボテン酸は非常に強い旨味成分があり、長野県の一部地域では塩漬けにして毒抜きし、食用としている場合がある。ベニテングタケを乾燥させると、イボテン酸がより強く安定した成分であるムッシモールに変化し、毒性が強化される。また、微量ながらドクツルタケのような猛毒テングタケ類の主な毒成分であるアマトキシン類を含むため、長期間食べ続けると肝臓などが冒されるという。有効成分は水溶性であるため、加熱調理を加えれば部分的には解毒することもできるが食用には向かない。摂取すると30 - 90分程度で、吐き気や眠気、発汗、視聴覚や気分の変化、多幸感、健忘といった症状があらわれる。より重い中毒では、混乱、幻覚といったせん妄症状や昏睡がおき、症状は2日以上続く場合もあるが、たいていは12 - 24時間でおさまる。医療機関での治療は、胃洗浄がおこなわれる。解毒剤は存在しない。
ミドリスギタケ
ミドリスギタケ
ミドリスギタケは、おもに針葉樹(日本においてはマツ科あるいはヒノキ科など)の倒木や切り株などに発生する毒キノコです。オオワライタケとの類縁関係から、ミドリスギタケにも同様の毒性が疑われてきている。北米産のミドリスギタケからは幻覚性物質の一種シロシビンが単離されている。しかし、確実にミドリスギタケが原因と認められる中毒例はほとんど記録されていない。
ワライタケ
ワライタケ
ワライタケは、春~秋、牧草地、芝生、牛馬の糞などに発生する毒キノコです。中枢神経に作用する神経毒シロシビンを持つキノコとして有名だが、発生量が少なく、決して食欲をそそらない。食してしまうと30分から一時間ほどで色彩豊かな強い幻覚症状が現れ、正常な思考が出来なくなり、マンガでよくあるように意味もなく大笑いをしたり、いきなり衣服を脱いで裸踊りをしたりと逸脱した行為をするようになってしまう。毒性はさほど強くないので、誤食しても体内で毒が分解されるにつれ症状は消失する。

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