食中毒の歴史

食中毒の歴史 国内で発生した大規模食中毒事件

食中毒歴史は古く、古くにに書かれた書物や文献にしばしば見ることができます。食中毒が統計されたのは1900年以降でありますが大規模な食中毒事件は少なかった様です。戦後、復興と共に高度成長時代に突入し、製造工場の大規模化、経済成長に比べ衛生観念が遅れ、高度成長期に大規模食中毒が発生しはじめました。食中毒の歴史の中で有名なのが熊本の『辛子蓮根食中毒』や大阪で発生しました『雪印による黄色ブドウ球菌食中毒』などがあります。また近年では、衛生意識も普及しましたが、価格競争の中でのギリギリでの食材販売、地球規模の土壌汚染や水質汚染、工場の大規模化や大量調理等によって大規模化する傾向があります。今まで発生した食中毒事件の中で大きなものをピックアップしてみました。

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食中毒の流行も歴史によって変わる

今から30年前の食中毒対策と言えば、夏場の腸炎ビブリオ、サルモネラ菌や黄色ブドウ球菌が中心でした。その為、生で食べる食材は温度管理の徹底、サルモネラ菌などは十分の加熱と言われました。しかし、この30年で食中毒の流行も大きく変わりました。最近注意が必要な食中毒としては、ノロウイルス、カンピロバクター、腸管出血性大腸菌です。以前の食中毒は、下痢や嘔吐の症状が現れますが数日もすると自然に回復しました。しかし、腸管出血性大腸菌に感染し重症化するとお亡くなりになる場合もありますので注意が必要です。また、最も患者数が多いノロウイルスは、冬場に爆発的に増える食中毒で特に二次感染の注意が必要です。今から30年前には、あまり見られなかった食中毒も増えました。カンピロバクター食中毒は、主に鶏肉が汚染されやすと食中毒の1つです。最近、食中毒の分類された寄生虫食中毒にも注意が必要です。カンピロバクターや寄生虫による食中毒は、環境汚染や気温上昇などが大きく影響していると考えられています。

カネミ油症事件

カネミ油症事件:1968年10月に、西日本を中心に発生した、カネミ倉庫社(福岡県北九州市)製の食用米ぬか油による食中毒事件。脱臭工程で熱媒体として用いたPCBが製品に混入し、加熱によりダイオキシンの一種であるPCDFや毒性の強いコプラナーPCBに変化。接収した人に、吹出物・色素沈着などの皮膚症状や、全身倦怠感・しびれ・食欲不振などの症状を引き起こした。累計認定患者数は2246人。

辛子蓮根によるボツリヌス菌

辛子蓮根によるボツリヌス菌:1984年、辛子蓮根製造業者の株式会社三香が製造、販売した真空パック辛子蓮根によるボツリヌス菌の集団食中毒事件が発生し、36名が中毒症状に陥りうち11名が死亡した。その後の調査で工場で使用途中の生からし粉から毒素が検出され、また、同一ロットの未開封2袋からも毒素と菌が検出された。何らかの原因でからし粉に微量汚染がおこり、これを使用した辛子蓮根が真空パックで相当期間冷蔵されたことが嫌気性のボツリヌス菌にとって好環境なため汚染が進んだものとされている。

北海道千歳市大規模食中毒

北海道千歳市大規模食中毒:昭和63年6月27日から7月下旬にかけて、北海道の千歳市、室蘭市、倶知安町、苫小牧市の3市1町の71小中学校および1事業所(自衛隊駐屯地)において、冷やしラーメン(中華そば)を摂食した40,060名のうち10,476名(26.3%)が食中毒症状を呈した。その症状が風邪の症状と類似していたこと、また発症までの潜伏期間も長かったこともあって、通知までに時間を要したと考えられた。このため、届出を受けた時点では、既に保存食はなく、また時間の経過とともに正確な疫学調査は困難となり、原因施設および原因食品の究明には至らなかった患者症状は、平均して、腹痛が84.7%と高率に認められ、下痢59.4%、頭痛47.7%、発熱44.9%等であり、その症状が風邪の症状と類似しているとされた。潜伏期間は原因食品摂食当日(第1日)から5日以上と長く、そのピークも2日から5日と広範であった。死亡者は無かった。

腸管出血性大腸菌食中毒

腸管出血性大腸菌食中毒:1990年10月,埼玉県浦和市の幼稚園の園児を中心に発生した集団下痢症は,腸管出血性大腸菌O157:H7(Vero毒素1,2産生)に汚染された同園の給水源である井戸水の飲用により,感染・発症したものと推定された。患者は,園児182人中149人(81.9%)うち2人死亡,職員13人中3人(23.1%),園児家族169世帯710人中122人(17.2%),その他の患者45人の計319人に上り,わが国初の腸管出血性大腸菌O157:H7(Vero毒素1,2産生)による死亡例をみた水系感染の大規模な集団下痢症例となった。

大阪堺市集団食中毒事件

大阪堺市集団食中毒事件:1996年7月13日(土)市立堺病院より「下痢、血便を主症状とする学童10名の診察をした」との通報が堺市環境保健局衛生部に入った。同様の情報が他の医療機関からも寄せられ、学童の集団食中毒を疑って調査を開始した結果、市内33小学校255名の学童下痢患者が判明した。環境衛生局長を本部長とする堺市学童集団下痢症対策本部を設置し、情報収集、医療体制確保、原因究明活動等を開始した。有症者検便 26検体中 13検体から腸管出血性大腸菌O157を検出、原因菌と断定した。患者数9,523名(母集団不明)、死亡者数3名の食中毒事件。

北海道産イクラ醤油漬食中毒事件

北海道産イクラ醤油漬食中毒事件:1998年5月上旬~6月中旬にかけて、北海道産イクラ醤油漬を原因とする腸管出血性大腸菌0157(以下、O157)による食中毒が発生した。本食中毒は、O157に汚染された魚卵加工品の摂取によって発生した、世界でも例をみない事例である。感染者は富山県、東京都を中心に7都府県で62名(一次感染者49名、二次感染者等13名)にのぼり、うち12歳以下の患者は37名で全体の76%を占めた。イクラは軍艦巻あるいは手巻寿司として提供された。イクラは凍結状態で流通されており、寿司店等では提供する前日あるいは当日に解凍された。解凍後は冷蔵庫等(10℃以下)で保存され、寿司1個につき10~15gのイクラを盛りつけて提供された。

乾燥いかによるサルモレラ食中毒

乾燥いかによるサルモレラ食中毒:1999年3月、神奈川県川崎市で子供会で配られた乾燥イカ菓子が原因の食中毒が発生した。川崎市の調査で、患者及び喫食食品のイカ菓子からサルモンレラ菌を検出したことから、直ちに製造元である八戸市内水産会社の調査を開始した。その結果、水産会社のイカ乾製品は、板状、そうめん状、短冊状等受注に応じた形態で出荷され、出荷後から小売販売店に並ぶまでに、多数の小分け業者、卸業者、中間業者等が介在し、小分け業者等の段階では21品目もの多数の商品名が付けられ、単価の安い(10~100円程度)子供のおやつ珍味として、複雑多岐な流通形態をとって全国に流通していたことが明らかとなった。

雪印集団食中毒事件

雪印集団食中毒事件:日本の食中毒歴史で最も忘れてはいけない食中毒事件の1つでしょう。雪印集団食中毒事件(は、2000年(平成12年)6月から7月にかけて、近畿地方を中心に発生した、雪印乳業(現:雪印メグミルク)の乳製品(主に低脂肪乳)が原因の黄色ブドウ球菌食中毒事件。食中毒認定者数14,780人の、戦後最大の集団食中毒事件となった。2000年6月25日、雪印乳業大阪工場で製造された「雪印低脂肪乳」を飲んだ子供が嘔吐や下痢などの症状を呈した。6月27日に大阪市内の病院から大阪市保健所に食中毒の疑いが通報された。6月30日に保健所から大阪工場に製品の回収を指導した。この頃には各地から食中毒の情報が入ってきていたが、大阪工場は言を左右にして応じようとしなかった。6月29日に事件のプレス発表と約30万個の製品の回収が行われたが、既に対応が遅れ、プレス発表後は被害の申告者が爆発的に増え、大阪府・兵庫県・和歌山県など広範囲に渡って14,780人の被害者が発生するという前代未聞の集団食中毒に発展し、世間を震撼させた。被害者の訴えた症状は嘔吐・下痢・腹痛であり、総じて比較的軽いものであったが、入院に至った重症者もいた。

中国製冷凍餃子中毒事件

中国製冷凍餃子中毒事件:ジェイティフーズが輸入した07年10月1日製造の「中華deごちそうひとくち餃子(ギョーザ)」、同月20日製造の「CO・OP手作り餃子」から有機リン系農薬のメタミドホスが、同年6月3日製造の「CO・OP手作り餃子」から同様のジクロルボスが検出された。いずれも中国・石家荘市の天洋食品で製造されており、日中の捜査当局で、薬物が混入した経緯や原因を調べている。

ユッケによる集団食中毒

ユッケによる集団食中毒:2011年4月19日より26日の間に、複数の店舗において、食材の一部に菌が付着していたと想定される「和牛ユッケ」から腸管性出血性大腸菌による男児ら複数名が死亡する集団食中毒が発生。県は、株式会社フーズ・フォーラスに対し、「焼肉酒家えびす砺波店」4月27日営業停止処分、「駅南店」4月30日営業停止処分、「福井渕店」5月2日営業停止処分、「富山山室店」5月6日営業停止処分、「横浜上白根店」5月16日営業禁止処分とした。なお、「焼肉酒家えびす」は4月27日より生食用食肉(ユッケ)の販売自粛、4月29日から全店舗の営業自粛。

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