食中毒|千葉高齢者施設でo157食中毒で死者

(食中毒速報)千葉・東京の有料老人ホームで死者

東京都によりますと羽村市の有料老人ホームで腸管出血性大腸菌 o157による食中毒が発生しました。入居者のうち23人が下痢などの症状を訴え80代の女性1人が死亡しました。食中毒を起こしました施設は、羽村市栄町の介護付有料老人ホーム「グリーン東京」で8月27日から8月30日にかけて70代から90代の入居者23人が下痢やおう吐などの症状を訴えていました。9月1日の時点で12人が脱水症状などで入院していますが命に別状はないということです。東京都の調べによりますと症状を訴えた23人のうち、8人から病原性大腸菌の1つである腸管出血性o157が検出され、全員が老人ホームで提供された食事を食べていたことから、保健所は集団食中毒と断定し、調理施設を31日から7日間の営業停止処分にしました。この施設の運営会社でも千葉県市川市で経営する有料老人ホームでO157による集団食中毒が発生していてメニューも一緒だったということです。東京都では千葉県とも連携しながら調査を進めています。

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食中毒の概要

東京・羽村市の有料老人ホームで腸管出血性大腸菌o157による集団食中毒が発生、80代の女性が死亡しました。これと同じくして、食中毒を起こした施設の系列でもo157病原性大腸菌による食中毒が発生しており東京都も詳しく調査しています。千葉県市川市の有料老人ホーム「ウエルピア市川」でもO157病原性大腸菌による食中毒が発生し、8月27日頃から入居所および家族が下痢などの症状を訴えております。千葉県によりますと入居者の91歳の男性と99歳の女性が9月2日に亡くなりました。症状を訴える患者数も49名まで増え、そのうち38名が入院しています。千葉県でも東京と同じ食事が提供されており、8月22日の夕食の「キュウリの和え物」から検出されたO157病原性大腸菌が検出されております。千葉と東京の患者の便から検出された病原性大腸菌o157の遺伝子が合致したことから同一の食事が原因による食中毒と断定しました。

腸管出血性大腸菌 o157とは

o-157による食中毒は、病原性大腸菌の1種に感染することで発症します。多くの大腸菌は、私たちヒトの体内に存在している細菌で悪影響はありません。しかし、一部の大腸菌は、感染すると下痢や嘔吐などの食中毒の症状が現れるため病原性大腸菌と区分されています。o-157など腸管出血性大腸菌による食中毒の多くは、牛肉が原因だと言われています。牛の腸内から検出され、さらに感染した牛の一部は血液まで感染している報告があります。その為、厚生労働省は平成24年7月から食品衛生法を改定し、牛レバーなどの生食を禁止しました。感染すると腸から出血し血便などの症状が確認できるもを腸管出血性大腸菌に区別しています。主に腹痛や激しい下痢などの胃腸炎症状が現れます。特に抵抗力が弱い乳幼児が高齢者がo-157に感染すると血便やHUS(溶j血性尿毒症症候群)などにより重症化することが多く注意が必要です。日本国内でo-157による食中毒が知られる様になったのは、1996年に岡山県邑久郡邑久町(現在の瀬戸内市邑久町)で発生した学校給食です。その後もo-157による食虫中毒は、その後も全国で発生しており、富山県の焼肉店でユッケによる食中毒が発生し死者が出たり、静岡市で冷やしきゅうりによる食中毒で多くの方が感染した事例があります。o-157は、他の食中毒菌同様に熱には弱く食品の中心温度を75度1分以上加熱する事で菌を死滅させることが出来ます。近年、レバー刺(レバーの生食)を禁止したことにより、o-157による食中毒は、大幅に減少しました。しかし、牛肉を自ら加熱調理して食べる焼肉が原因で発生しています。また、清潔なイメージがある野菜が原因で、o-157食虫毒が報告されています。特に胡瓜による食中毒が多く、大量に調理する給食施設では、野菜もしっかり消毒することが食中毒予防のポイントだと思います。

発生時期

8月22日の夕食で提供した「キュウリの和え物」で8月27日から8月30日にかけて下痢や嘔吐の症状がありました。

症状

病原性大腸菌o157に感染すると下痢や腹痛などの症状が現われます。特異的な症状としては、血便があることがあります。血便は、病原性大腸菌o157が産生するベロ毒素によるものです。ベロ毒素は、非常に毒性が強く腸内細胞の中に入ると細胞はタンパク質合成ができなくなり数日で死滅をし出血の症状が現われます。さらにベロ毒素は、血管の中に入り全身にめぐることで血球や腎臓の尿細管細胞を破壊し、溶血性尿毒症症候群(急性腎不全・溶血性貧血)急性脳症なども起こることがあります。この様な症状を放置すると急性脳症などにより死因となることもあります。詳しく原因を知りたい方は、「食中毒の症状と種類」を参照してください。

治療

下痢の症状を緩和するために整腸剤など服用し、激しい下痢の症状がある場合には、脱水症状にならないように輸液(点滴)を行います。また、血液を含む激しい下痢の原因である病原性大腸菌o157を殺す為に抗菌剤(抗生物質)を投与します。もし、病原性大腸菌o157が産生するベロ毒素による急性腎不全、溶血性貧血などの症状が現われたらこれらの治療も行います。腸管出血性大腸菌に感染しても軽度な症状の場合は、自宅で安静することで回復します。詳しくは、「食中毒を病院に行かずに治したい」で確認してください。

原因と考察

千葉県と東京都で同時に発生した病原性大腸菌o157による食中毒は、同じ給食会社が提供した食事「キュウリの和え物」が原因で起きました。どちらの給食施設も岡山県岡山市に本社がある飲食業「シーケーフーヅ」(佐藤俊雄代表取締役)で作られた食事を提供した事が原因と特定されました。近年、介護報酬の引き下げなどにより老健施設の運営は厳しくなり、食事を施設外で作られたものを提供する「院外調理」が増えつつあります。メリットは、施設の厨房が小さくすみ、働くスタッフも少ない事からローコストの運営が実現できます。しかし、過去にも同様な食中毒がありましたが、院外施設の衛生管理が不十分だと大規模食中毒になることがあります。安いコストの代わりに非常に大きなリスクもあるのが現実です。今回は、腸管出血性大腸菌o157による食中毒でしたが、過去同様に野菜が原因で発生したものがあります。静岡県静岡市の安倍川の花火大会の露店で販売された「冷やしきゅうり」による病原性大腸菌o157による食中毒や北海道札幌市で発生した浅漬けによる食中毒などがあります。病原性大腸菌o157による食中毒は、非常に毒素も強く死亡するケースもあります。以前は、生野菜は、清潔、安全な食材と言われていましたが、近年は食中毒の原因となることがあります。大量調理施設では、次亜塩素酸ナトリウム水溶液を用いた消毒を推奨しています。

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